こちらは、お子さんのマイナンバーカードを検討されている方に向けた記事です。
具体的に考えたときに
など、気になることがいろいろありますよね。
コノハズク家では、2022年12月末に息子のマイナンバーカードを発行。
当時0歳1か月でした。その経験をもとに
- 赤ちゃんのマイナンバーカードの発行前に気になったこと
- 子どものマイナンバーカードを発行したときの手順や体験
- 作成後、子どものマイナンバーカードの活用状況
- つくってみての感想
をまとめました。
お子さんのマイナンバーカード作成準備のお手伝いや、不安解消にお役立ていただけたら嬉しいです。
赤ちゃんのマイナンバーカード はいつから作れる?
子どもは何歳からマイナンバーカードを作れるか?気になりますよね。
0歳から作成できます。
実際、わが家も0歳の息子のマイナンバーカードを作成しました。
注意点としては、15歳未満のお子さんの場合は法定代理人(ご両親など)による代理申請で手続きすることになります。
出典:マイナンバーカード総合サイト
この代理申請(マイナンバーカードの申し込み手続き)は、スマホでもできます。
小さな赤ちゃんを連れて役所に行くのはハードルが高いので、ネット申請がおすすめ。
詳細については後述します。
赤ちゃんのマイナンバーカード、写真はいらない?
Q.赤ちゃんのマイナンバーカードに、顔写真は必要なのか?
A.現状では、顔写真は必要です。
出典:マイナンバーカード総合サイト
(スマホでマイナンバーカードを申し込む場合)
顔写真は入力の操作中に撮影もできますが、そのタイミングで赤ちゃんの正面写真を撮れるかわからないので、事前に撮影しておくと安心ですよ。
乳児の顔つきは日々変化していくし、そもそも寝てるか泣いてるかの赤ちゃんを撮るのは難しい。
そうした疑問の声もあり、政府は乳児の顔写真を不要とする改正案を検討。
国会で法案が通れば、写真がなくても赤ちゃんのマイナンバーカードが作れる日がくるかもしれませんね。
赤ちゃんのマイナンバーカードもスマホで申請できる
マイナンバーカードのネット申請はこちらから手続きできます。
※入力の流れ(メールアドレス入力→顔写真登録→申請情報入力)についてもここから確認できます。
スマホで申請した後、カード交付までの流れはこちら。
交付通知書(ハガキ)が届いたら、市へカードを取りに行きます。
受け取りの際に本人確認が必要なので、このときお子さんを連れていくことになります。
マイナンバーカード 交付通知書が来ない。申請してからどのくらい?
スマホ申請が無事に終わったところで気になるのは、交付通知書がいつ来るのか?
カードの申請状況は、申請状況照会サービスで確認できます。
※申請IDが必要なので確認しておきましょう。
わが家では2022年12月初旬に申請し、交付通知書が届いたのは1月中旬でした。
ちょうどマイナポイントの期限ギリギリだったため、申し込みが殺到していた時期。
なかなか通知が来ず、ヤキモキしたり不安になる方もいたようです。
注意ポイント:
予約した日時に、交付通知書に暗証番号を記載して、子どもを連れて受け取りに行きます。
赤ちゃんのマイナンバーカードも暗証番号の設定が必要
子どものカードの暗証番号、勝手に決めちゃっていいのかな?と思いつつも
- 設定は必須(※1)
- 後から変更が可能(※2)
ということで、とりあえず親が覚えやすい番号を設定。
このときは、暗証番号なんて使うこと無いんだろうね?と思っていましたが…。
健康保険証として使う際に、暗証番号の入力が必要でした。
(詳しくは後述)
出典
※1 マイナポータル 01マイナンバーカードのパスワードを変更する
※2 デジタル庁よくある質問:マイナンバーカードについて
https://img.myna.go.jp/manual/03-09/0146.html (Q3-9・A3-9)
マイナンバーカードの受け取り:赤ちゃんの本人確認はどんな感じ?
まだ小さな乳児を連れ出すのは緊張しますよね。
当時2か月の息子の外出は、短い散歩くらい。市役所でぎゃん泣きしたらどうしようとドキドキしながらベビーカーに乗せました。
受付でまず暗証番号などの登録を済ませ、抱っこして職員の方に顔を見せます。
ほんの3秒程度で無事に本人確認終了。
申請した顔写真としっかり見比べている感じはなく、形式的に確認している印象で、15分程度の滞在で済みました。
赤ちゃんのマイナンバーカードの期限は5年。ずっと同じ写真でいいのか?
赤ちゃんのときの顔写真を5年間ずっと使用するの?と思った人も多いのでは?
0歳の顔と5歳になる顔は全然ちがう。本人確認にならないんじゃ?
マイナンバーカード交付の際に市職員にそう聞いてみましたが、特に写真の差し替え義務は無いとのこと。
前述したように、乳児のマイナンバーについては顔写真を不要とする案も出ています。
今後の動向次第ですが、乳幼児の顔写真はそれほど重視されなくなるのかも…。
赤ちゃんのマイナンバーカードを健康保険証として使ってみた
マイナンバーカードは健康保険証としての利用ができるように。
当初は使える医療機関が限られ、診療報酬負担も高くなるなどあまり利用価値が感じられませんでした。
しかし現在ではマイナンバーカードを利用時に診療報酬が余計にかかることはなくなりました。(※3)
せっかくなので、小児科で利用してみることに。
受付に置かれたカードリーダーにマイナンバーカードを読み込ませ、暗証番号を入力することで資格確認が完了。
実際に健康保険証として利用してみて、暗証番号がここで必要になることを認識。
覚えやすい番号にしておいてよかった…と思いました。
出典
※3 デジタル庁 よくある質問:健康保険証との一体化に関する質問について
赤ちゃんのマイナンバーカードは必要か?実際に作成してみての私感
正直、マイナポイントのために作った息子のマイナンバーカード。
作ってみての必要性や、メリットデメリットについてまとめます。
まず必要性については、現時点(2023年4月現在)においてはそれほど高くないかなと。
理由としてはこの2つ。
- 赤ちゃんの本人確認は、健康保険証と医療費受給者証で足りている
- 本人確認をする機会自体がそんなに無い
ただ、あったらあったでいいなと感じるメリットも。
子どもの銀行口座を開くとき、マイナンバーカード1つで本人確認が済む場合があります。(必要書類はそれぞれの銀行によって対応が違うので、ご確認ください。)
保険証だと医療費受給者証や住民票など複数の確認資料が必要なので、その点は楽だなと感じます。
マイナンバーカードを健康保険証として利用すると、確定申告で医療費控除を受けるときに領収書の提出・保管が不要になるので便利です。
これはメリットと言うほどではないけれど、「本人確認書類の予備」として。マイナンバーがあってもいいかなと思っています。
大人は健康保険証のほかに、免許証やパスポートがあったりする。
子どもの本人確認書類って健康保険証と医療費受給者証だけなので、心もとない感じがします。
一方のデメリットは?
自分が感じているのはこの2つです。
カードを無くさないように、暗証番号を忘れないように管理しなければいけない。
期限が来たら更新手続きもいる。
個人情報の流出は、政府のセキュリティ次第なのでどうにもできませんが…。
デメリットについては、自分のマイナンバーカードにも言える点で、子どものマイナンバーカード特有のデメリットは特にないと感じます。
マイナンバーカードの利便性や今後の展望については、政府が検討している過程にあります。
子どものマイナンバーカードを作ろうか迷っている人は、その動向を見ながら「メリットや必要性を感じたとき」に作ればいいのかなと考えます。
個人的にも、子どものマイナンバーカードが今後役に立つことがあれば、またここで紹介したいと思います。
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