こんにちは、コノハズク妻です。
このブログは、会社員コノハズクがセミリタイアを目指する道のりを、妻が書いています。
コノハズクは、資産形成の勉強になるマンガをいろいろ読んでいます。
(シンプルに娯楽として読んでいるマンガも多いですが。)
彼に勧められて読んだ作品のひとつに、今回オススメする「バビロンの大富豪の教え」があります。

有名なので概要をご存知の方もいるかと思いますが、簡単にまとめます。
(基本情報)
読む前は「難しいのかな?」という印象でしたが、読み始めると夢中でページを進めていました。
私たちだれもが抱く、「豊かになりたい」「財産を増やしたい」「幸せに暮らしたい」という願い。
それを実現していくために必要な知恵が、本作に詰まっているからです。
バビロンの大富豪の教えのあらすじ・内容まとめ
ストーリーは、日本現代から始まります。
主人公・大場は考古学者・大学教授でしたがクビになり、家族を失い、落ちぶれていました。
そんな彼がバビロンの「黄金の法則」が書かれた粘土板の解読を頼まれて。
その記録をたどるうちに大切なことに気づき、自分を取り戻していきます。
本書の大部分は、粘土板に書かれたバビロンの教えに関するもの。
その描写部分では、舞台はバビロン、主人公は武器職人バンシルに切り替わります。
貧しいバンシルは、大富豪アルカドにお金持ちになる方法を聞きに行きます。
アルカドは彼に次の2つを与えます。
- 「黄金に愛される7つの道具(教え)」
- 試練:その知恵でお金を増やすことができると証明する旅に出ること
バンシルは人生をかけて、7つの教えを実践的に学んでいくのです。
バビロンの大富豪の教え7つ。その内容とは?
バビロンの大富豪アルカドの講義にでてくる「黄金に愛される7つの道具」。
1.収入の1/10を貯金せよ
2.欲望に優先順位をつけよ
3.貯えた金に働かせよ
4.危険や天敵から金を堅守せよ
5.より良きところに住め
6.今日から未来の生活に備えよ
7.自分こそを最大の資本にせよ
漫画「バビロンの大富豪の教え」(文響社)
列挙しましたが、どうしても伝えたいことが…!
ここの文字で拾うだけの情報と、本作のストーリから得る情報では、感じ方が全く違うのです。
この7つの教えだけを知ったとき、わたしは「まあ、そうだろうな」くらいの感想でした。
ですが物語のなかで、この教えをバンシルの生き様に照らして考えたとき、その理解の深さが変わります。
まさに「身に染みて」くる感覚。
だからこそ、ぜひみなさんにも実際に読んでもらいたいと思うのです。
バビロンの大富豪の教えに学ぶ。貯金はすべてのスタート
15歳のバンシルは貧しい生活を変えるため、バビロンの大富豪アルカドを訪ねます。
そこで、最初にもらうアドバイスが「収入の1/10を貯金する」こと。
これは、「銀行口座にお金をおいておけばいい」とか、「今月、使わなかった分を預金へ回す」とは全然違う。
収入の9/10で生活して、それ以上の欲は捨てる。明確な目的意識があっての貯金です。
この教えは、教え2の「欲望に優先順位をつけよ」とも切り離すことができない関係にある。
貯金だけでは足りないけれど、豊かになるための「大前提」。
- 将来必要な分の貯蓄があれば、足りなくなって借金をせずにすむ
- さらに、貯金は運用することで増やすことができる
つまり、教え5の「未来の生活に備えよ」や、教え3の「貯えた金に働かせよ」の基盤でもあるのです。
バビロンの大富豪 5 つの法則。(7つの教えを昇華させた「真理」)
大富豪になるための旅に出るバンシルへ、アルカドは知恵の袋を授けます。
なかには5つの法則が刻まれた粘土板。
1.家族と自分の将来のために収入の十分の一を蓄える者の元には黄金は自らを膨らませながら、喜んでやってくるだろう
2.黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば、黄金は懸命に働くことだろう
3.黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳をかたむける持ち主からは、黄金が離れることはないだろう
4.自分が理解していない商い、あるいは、黄金の防衛に秀でた者が否定する商いに投資をしてしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう
5.非現実的な利益を出そうとしたり謀略家の甘い誘惑の言葉にのったり己の未熟な経験を盲信したりする者からは黄金は逃げることになるだろう
漫画「バビロンの大富豪の教え」(文響社)
この法則のすごいところは、儲けるための小手先のテクニックではなく、何世紀も前から現代にまで通用する、普遍的な真理であること。
その真理を「バビロンの大富豪の教え」では、ひとりの人間の生活、仕事、人生を通して実感を伴って学ぶことができます。
「バビロンの大富豪」と「バビロンの大富豪の教え」の違いは?
バビロンの…で検索をかけると、「バビロンの大富豪」と、「バビロンの大富豪の教え」が出てくる。
この2つはなにが違うのでしょうか?
両者の違いを端的に言うなら。
- 「バビロンの大富豪」は、本(活字で書かれたもの)
- 「バビロンの大富豪の教え」は、マンガ
冒頭で、「バビロンの大富豪の教え」はアメリカで出版「バビロンいちの大金持ち」を漫画化したものと紹介しました。
この「バビロンいちの大金持ち」の日本版(翻訳書)が「バビロンの大富豪」ということですね。
本がお好きな方なら、「バビロンの大富豪」を読んでみるのもおすすめです。
原作により近い表現、内容を知ることができるでしょう。
持ち運びやすく、価格も手ごろな文庫本も出ています。
「バビロンの大富豪の教え」は電子書籍もあり
- 出先でスキマ時間に読みたい
- 本棚にスペースが無い
- 書籍の保存で劣化が気になる
こんな方には電子書籍もおすすめです。
マンガ「バビロンの大富豪の教え」を読んでみて、面白いと感じたら活字版「バビロンの大富豪」に触れてみるのもいいですね。
「バビロンの大富豪」の電子書籍もあります。
ビジネスにも、人生に不安なときにも。バビロンの大富豪の教えは読み返すたび、発見が。
この記事を書くにあたって、バビロンの大富豪の教えを読み直してみました。
不思議なことに、以前は印象に残らなかったところが胸に響いたり。
「自分、できてないな」と反省するポイントも違う。
本作を初めて読んだときは正社員として働いていたとき。
そして今は妊娠して専業主婦に。
ライフステージの変化によって、お金や将来の悩みが変わったからだと思います。
でも読み直すたびに、「まだ、これができるな」とか、「大事なことを忘れていたな」とか、気づきが必ずあります。
そして読む前よりも、少しだけ勇気が出て前に進める気になるのです。
たぶん私たちはこれからも、お金のこと、将来のことで不安や悩みは尽きないでしょう。
この作品から、豊かに幸せに生きていくためのヒントを一緒に学び続けていきませんか。
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