学生におすすめ「銀のアンカー」。就活を題材にした漫画を大人が読んでみた

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銀のアンカー 勉強・資格

こんにちは、コノハズク妻です。

このブログは、会社員コノハズクがセミリタイアを目指する道のりを、妻が書いています。


コノハズクは、資産形成の勉強になるマンガをいろいろ読んでいます。

そのなかのひとつで、わたしが「大学生で就活してたときに出会いたかった!!」と強く思ったのがこの「銀のアンカー」。



これから就活を控える学生さんはもちろん、転職や再就職を検討されている方にも参考になる部分があるはず。

本作の魅力と、大人になって就活漫画を読んでみた感想をまとめます。


「ドラゴン桜」の就職版?銀のアンカーのあらすじまとめ

同じ大学に通う北沢千夏と、田中雄一郎は友人同士。

就活の手始めに受講した就活セミナーで、ヘッドハンティングのプロ:白川義彦と出会います。

明確な目標や将来が見えず悩む2人は、白川に就活の相談に乗ってもらうことに。


「ドラゴン桜」の就職版とも言われる本作。

白川から出る予想外のアドバイスや指導に、2人は翻弄されたり圧倒されたりしながらも、就職活動を重ねていき…。


就職活動中に出会う仲間や、白川を取材する千夏の姉も加わり、それぞれの学生が就活を通して悩みながら成長し、納得した就職先を得るまでの道のりが描かれています。


深く考えず、言われたら即行動千夏は女子アナを目指して突っ走る。

対する田中懐疑的で、説明が無いと不安でなかなか動けない

2人の就活は全く違う展開を見せます。

さらに三流大学に通う松本は、そのコンプレックスをバネに積極的な行動や果敢なチャレンジを繰り返します。


全然ちがうタイプの学生たち。それぞれの就活を見守りながら、自分と重ねてしまうキャラクターがきっといるはず。

また千夏の姉でテレビ記者の北沢冬美。彼女が取材を通して明らかにしていく、白川の壮絶な過去と今後の計画にも注目です。


名言多数!銀のアンカーの定説をひっくり返すアドバイスや、耳が痛い忠告など

就活の常識からは意外なアドバイスがたくさん飛び出す本作。


キャリアアップという言葉ほど怪しげなものはありません。

日本の今の社会にそんな階段はない。

「銀のアンカー」1巻

好きなものを仕事にすると失敗します。

迷ったら金で決めろ…です

「銀のアンカー」1巻



最後はとことん自分に甘くなければ 銀行員は務まらない

「銀のアンカー」6巻




白川氏の忠告には、昔の自分を思い出して耳を塞ぎたくなるものばかり😓

なぜもっと早く準備しておかないのですか

社会に出る第一歩 これがいかに大切か なぜもっと真剣に考えないのですか

「銀のアンカー」1巻


特にぐさりと来たこの言葉。

貧乏は教育の差を生み 貧乏が貧乏を再生する最悪のスパイラルが出来てしまった!

このスパイラルは一度はまったら脱出は困難を極める!だからこのスパイラルに絶対に堕ちてはいけない

堕ちない方法はただひとつ

レールに乗ること!乗ったら絶対に降りないこと!

「銀のアンカー」5巻



本作では一貫して、「一社目が人生を決める」「一流・大手・大企業を受けること」「転職はしなこと」の重要性を説いています。


大学生だった自分、その後転職してしまった自分はいかに軽率で考え無しだったのか。

10年以上の時を経て、自分の就活の答え合わせをし、その結果に打ちのめされたような気がしました。


大人になって突き付けられた厳しい現実

大企業なんてとても受からない。

初めから決めつけて、小さな信用金庫に就職したわたし。


大企業の何がいいのか、中小を選ぶことで今後の人生がどれだけ違うのかなんて考えなかった。

なぜもっと社会のこと、会社のことを知ろうとしなかったのだろう?

生涯年収について一度も考えることなく、業種・企業選びをしてしまった…。


あのとき大手企業を受けていたからといって、就職できた可能性は低い。

でも初めから諦めるのは、より豊かな未来をつかむチャンスを自分で捨てること。

せめて悔いのないようにチャレンジすべきだった。

そこから広がる別の視点や世界に出会う可能性だってあったかもしれない。


あぁ、学生時代に戻って全部やり直したい!!😭

と激しく後悔したのでした。


銀のアンカーに学ぶ面接の極意

面接というのは 徹底的に自己否定されること。

「銀のアンカー」7巻


実践的な学びが詰まった7巻には、

  • 自己分析と志望動機の結び方
  • 面接に対する向き合う心構え
  • 伝え方がうまくなる練習のコツ

など、昨日よりも強い気持ちと自信をもって面接に挑める内容が満載です。




新卒採用を目指す大学生にはもちろん、転職やパート再就職で久々に面接を受ける大人にも心強い手引きになること間違いなし。


大事なのは自己分析より、社会を知ること

銀のアンカーに書かれた情報について、大学時代なにひとつ知らなかった自分。


  • なぜ給料の高い会社と低い会社があるのか。
  • 日本の経済市場や産業構造のピラミッドと、キャリアの影響。
  • 競争が少ない企業とは、つぶれない会社とは?

そんなことを考えながら企業研究ができていれば、もっと企業や社会全体を見ることができていたはず。

そして選ぶ企業や業種も全然違っていたでしょう。


銀のアンカーが描かれたのは今から15年以上も前。

それでも、ここに書かれた就活に大事な視点や考え方は現代にも通ずる、普遍的な真理だと感じます。


今おなかにいる息子が生まれ、就職する頃の日本社会はもっと経済状況が厳しくなっているかもしれない。

自分の将来を考えるような歳になったら、この漫画を読ませてあげたいと考えています。


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